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一括リネーム

選択したファイル・フォルダの名前を、ルールに沿ってまとめて変更します。開き方は 3 通りあります。

入口 操作
コンテキストメニュー 選択したアイテムを右クリック →「一括リネーム」
ショートカット Shift+F2(キーバインド設定で変更可能)
アイコンバー ペイン上部のツールバーの「一括リネーム」ボタン

いずれもアイテムを 1 件以上選択している必要があります。ウィンドウを開いているあいだは元のウィンドウが操作できなくなるため、ルールを組んでいる途中で選択が変わってしまうことはありません。

上段: リネームマスク

新しい名前の骨格を書く欄です。空欄のときは元の名前をそのまま使います。ボタンから変数を挿し込めます。

変数 内容
$N 元の名前(拡張子を除く)
$N2-5 / $N2- 元の名前の 2〜5 文字目 / 2 文字目以降
$E 拡張子(ドットを含まない)
$P / $G 親フォルダ名 / その 1 つ上のフォルダ名
${} 連番。${start=10;increment=2;padding=3} のように個別指定できる
$YYYY $YY $MMMM $MMM $MM $M 年・月($MMMM は月名で、表示言語に従う)
$DDDD $DDD $DD $D 曜日名・日
$hh $h $mm $m $ss $s 時・分・秒(24 時間制)
$$ $ そのもの

記法は Windows 標準の PowerToys PowerRename に合わせてあります。日付が参照するのは既定で更新日時で、ドロップダウンから作成日時に切り替えられます。

ボタンの下には変数の凡例が常時表示され、その下にいま選んでいるファイルでの変換例(例: report.txt → report_20260813.txt)が出ます。記号の意味を覚えていなくても、実際にどう変わるかをその場で確認しながら組み立てられます。

中段: 検索 / 置換とオプション

  • 正規表現を使う: 検索欄を正規表現として解釈します。置換欄では $1 $2 の後方参照が使えます(例: (\d{4})(\d{2})(\d{2}) → $1-$2-$3)。式が不正なあいだは入力欄の下にエラーが出て、プレビューは更新されません

    チェックを入れると、その下にパターンの挿入ボタンと凡例が現れます。\d+(連続する数字)・\s+(連続する空白)・.*(任意の文字列)・( )(グループ)・^(先頭)・$(末尾)・\.(ドットそのもの)を検索欄へ、$1 $2 $3 を置換欄へ差し込めます。凡例は常時表示なので、記号の意味を思い出すためにマウスを乗せ直す必要はありません。

    さらに、プレビューの「変更前」列で、検索がマッチした部分が色付きで表示されます。「なぜこの結果になったのか」がその場で分かるため、思ったとおりに動かないときの原因を目で追えます(マスクを併用している場合は、検索の対象が元の名前ではなくなるためハイライトは出ません)。 - すべての一致を置換する: OFF にすると最初の 1 件だけ置換します - 大文字小文字を区別する - 適用対象: 名前部のみ(既定)/拡張子のみ/名前部と拡張子。マスク・検索置換・文字種変換のすべてがこの範囲に適用されます。フォルダは拡張子を分離しません(v1.2 のような名前を壊さないため) - 文字種: 変換しない/すべて小文字/すべて大文字/文の先頭を大文字/各単語の先頭を大文字 - 連番: 開始・増分・桁数の既定値。${} の中で個別に上書きできます - 対象: ファイル/フォルダのそれぞれを対象に含めるかを切り替えます

下段: 変更前 → 変更後プレビュー

実行前に 1 行ずつ結果を確認できます。

  • 左端のチェックを外すとその行を個別に除外できます(除外した行は連番も消費しません)
  • 「変更されるものだけ表示」で、変わらない行を隠せます
  • 名前が重複する行、Windows で使えない文字・予約名(CON・NUL 等)・末尾のドットや空白を含む行、パスが長すぎる行、選択外の既存アイテムと衝突する行は赤く表示され、理由がツールチップに出ます
  • 問題が 1 件でも残っているあいだは、実行ボタンを押せません

件数のサマリ(選択/変更/問題)は右下に表示されます。プレビューの再計算は入力のたびに裏側で行われるため、件数が多くても操作が止まりません。

実行と取り消し

  • a → b, b → a のように名前が入れ替わる指定でも壊れません(内部で一時的な名前を経由します)
  • 途中で 1 件失敗しても残りは続行し、結果の件数を通知します
  • 実行後は Ctrl+Z の 1 回で、その一括リネーム全体が元に戻ります

プリセット

組んだルールに名前を付けて保存し、次回から呼び出せます。保存ボタンで名前を入力し、左下のドロップダウンから選ぶと入力欄に流し込まれます。同じ名前で保存すると上書きされます。